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出雲に到達する方位線を持つ社寺
志度石神社(北辰妙見宮)
山口県周防大島町東屋代字志度石
撮影 2013年4月 Camera Canon G1X
現地に立つと長大な石段に圧倒されます。最初に登る石段が凄いのです。
あくまでも個人的推測ですが、波野スフィンクスに築いてあった石段を
こちらに移築したのではないかと推測します。距離的に合いますから・・・。
それほど築造(移築)年代が古いということを申し上げたい訳です。
これはもう古代遺跡です。
二番目に現れる石段です。これもまた凄いです。
築造年月を刻んだ石柱があちこちにありますが、どの石かは記してありません 。^^。
崖の斜面に土を盛り上げて石段を置く工法は波野スフィンクスと同じです。
八社客人大明神、またの名を北辰妙見宮、またの名を志度石神社とも。
社殿側から境内を見たものです。
境内は崖状の深い谷の上へ舌状に出ています。
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上の1枚は平成一桁年の頃、境内の木が少なかった時に撮影したフィルム写真です。
赤矢印の指している山は波野スフィンクスです。
周防大島の主要社寺は、境内から波野スフィンクスが遠望できる所に建っています。
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神殿
立ち入り禁止の神聖な場所です。
志度石神社の方位線分析
北緯 33度54分46.1秒
東経 132度13分32.2秒
位置精度 +− 4m
神殿方位 15度
拝殿方位 20度
この志度石神社は神殿と拝殿の方位が5度異なっています。
まず神殿の方位線から見ていきましょう。
神殿方位線は神西湖の東側を通り、大島町 ⇒ 長浜町 ⇒ 浜山公園 ⇒ 平田市 となっています。
特に浜山公園は地図の等高線で見ると丘状になっているようです。
丸印は他の社寺の方位線と交差している地点を囲っています。
下図は上の図を拡大してみたものです。
浜山公園には何があったんでしょうね 。^^。
次に拝殿の方位線を見てみましょう。
方位線は加茂岩倉遺跡を指しています。
加茂岩倉遺跡の所で「こんこん神社」の方位線と交差しています。
こうした方位線の交差は隣りの荒神谷遺跡でも見られました。
下の図は方位線の交差状態を赤ラインでなぞってみたものです。
よく見ますと、加茂岩倉遺跡側の方位線と荒神谷遺跡側の方位線は同じ形をしています。
方位線のデザインをひっくり返した感じです。
荒神谷遺跡で交差している方位線は「神花神社」と「大波野天神社」です。
左側に少し離れている線は志田岸神社の線です。
加茂岩倉遺跡で交差している方位線は「志度石神社・拝殿」と、「こんこん神社」です。
左側に少し離れている線は蓮台寺山の極楽寺跡の線です。
下の図は加茂岩倉遺跡周辺の拡大図です。
赤ラインが志度石神社の拝殿方位線です。
鉛筆の削った地点に神原神社古墳があり、方位線はそこをピタリと指しています。
周防大島・北辰妙見宮の由来に関しては、こちらのページもご覧ください。
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