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出雲に到達する方位線を持つ社寺
油良八幡宮
山口県周防大島町油良
旧社殿 2003年撮影
新社殿 2009年撮影
古記録にも 正八幡宮 とあり、それが油良八幡宮のことです。
参道は海に向かって開けています。
この丘の向こう側に軽四なら境内まで上がれる道があります。
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近年に新しい社殿に建替えられました。下の写真は2003年撮影の旧社殿です。
狛犬の位置は変わっていませんので規模の比較によくわかります。
旧社殿は豪華で大きいものでした。
由来では船繋松の方が突出していますが、古記録には歌を残しておかれたとありまして、
その歌は大永二年に村の大火の時に保存者宅も類火に遭い焼失したと記してあります。
歌を詠みおかれるほどの由緒ある所だったということでしょう。
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油良八幡宮の方位分析
旧社殿の方位 195度
新社殿の方位 198度
これはどちらを採るべきか未だ答えが出ません。
旧社殿の計測は円形コンパスですが、四点計測なのでかなり正確です。
新社殿の計測は測量などに使う簡易方位計を使っていて正確です。
両方を載せておくことにしました。
地図では方位線を色分けして表示しました。
青ラインが旧社殿の方位線です。
赤ラインが新社殿の方位線です。
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拝礼方位分析
宮崎市の沖合い約10〜20km付近の日向灘です。
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前面方位分析
青ラインの旧社殿は大黒神島を通り、広島市中区の辺りです。
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青ラインの旧社殿は西谷古墳群を指しています。(内部リンク)
赤ラインの新社殿は銅鐸で有名な加茂岩倉遺跡を指しています。(内部リンク)
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西側方位分析
青ラインの旧社殿は双胴船が埋納してあると推測している東浦を通り、万葉歌の三井賀茂神社を通過。
赤ラインの新社殿は天王原古墳を通り、石城山南麓にある石ノ口八幡宮。
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青ラインの旧社殿は大崎鼻という岬です。
赤ラインの新社殿は土井ヶ浜遺跡の神田岬です。
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山口県豊北町を通過した方位線は対馬に至ります。対馬の北側です。
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東側方位分析
東側方位線は四国です。
以上、大まかな分析をしてみました。
詳細な分析をすれば新たな発見もありそうです。
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