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周防大島 浮島
平成12年（2000）10月に渡った時の写真と記録です。
今は変わっているところがあるかもしれません。
町営渡船 ひらい丸
「ひらい」の意味は地名で「日良居」です。
写真は周防大島の日前（ひくま）日良居漁港にある渡船場です。
白鳥八幡宮の所に渡船場があります。
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浮島・江ノ浦漁港
浮島には渡船の船着場が３か所あります。楽ノ江 江ノ浦 樽見 の３か所です。
初めて渡ると、たぶん、どこの港なのかわからないと思います。
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江ノ浦 磐尾神社
江ノ浦漁港で下船した私は、徒歩で山越えをして樽見に向かいました。
磐尾神社は江ノ浦漁港を見おろしてたたずむ山越えの道中にあります。
磐尾神社
祭神 アマテラス
江ノ浦明神とも言うようです。
平成１２年当時の計測方法で、拝礼方位 70度。
拝礼方向 ⇒ 玉野 ⇒ 京都・琵琶湖
前面方向 ⇒ 周防大島・嘉納山 ⇒ 尾国 ⇒ 姫島 ⇒ 九州・英彦山
丘の上から見おろす磐尾神社の森。
浮島から見た「見壁山」
車が１台通れる位の山越えの道を歩いて行きますと、
見壁山がよく眺められる丘に出ました。
この山を大島側から見ますと、寝っ転がった人の頭の部分になります。
近くで見ると、ずいぶん急傾斜の山です。
頂上の様子が知りたくて登山道を探してみましたが、
道があるのか無いのか、よくわかりませんでした。
島側から見ると、形は「鳥の頭」をしています。
鳥の見ている方向は大事です（エジプトピラミッドとの繋がり）。
見壁山を眺めながら暫く休憩をとり、
ふたたび樽見を目指して歩きました。
江ノ浦から歩くこと約30分で樽見漁港が見えてきました。
目指す樽見観音は、山越えをして来た道のすぐ脇に在りました。
小さな山門がその目じるしです。
拝礼方向に頭島（かしらじま）が樽見観音の堂宇と同じ高さで見えています。
堂宇に向かって右側が東になります。
右が東ということは、太陽は右手から昇って、左手へと沈んでいきます。
朝夕の壮大な景観は充分に想像することができます。
樽見観音の境内に立って感じることとして、
周囲の景観から、まさに海上の上に建つ堂宇といった趣きです。
朝夕の景観は筆舌に尽くし難い素晴らしさがあろうと思います。
樽見観音
平成12年当時の計測方法で、拝礼方向 25度
前面方向 ⇒ 東平郡島
樽見観音
私の個人的見解として、国宝級の像が並んでいます。
離れ島だからこそ残存してこれたのです。
あまりの素晴らしさにカメラを持つ手がふるえました。
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観音堂の脇から見ると、近接して樽見明神があります。
明神さまの方が少し低い所にあり、観音さまからですと見おろす感じになります。
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明神さまの境内から見た観音さま（赤矢印）です。
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樽見明神
平成１２年当時の計測方法で、拝礼方向 340度
前面方向は樽見観音です。
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頭島（かしらじま）
目の部分が黒く浮き立っているのは木の葉の色です。
下の写真は位置を変えて撮影したものです。
浮島に近接して頭島（かしらじま）があります。
橋が架かっていて、徒歩で渡ることができます。
防長風土注進案では、浮島と、この頭島の由来は異例な長文になっています。
どちらも大鼠が出て田畑を荒らしたという内容です。そして、祈祷をしたら治まったという由来です。
その由来には周防大島の「森村」が特筆されています。
私が特に重要だと思った部分は、頭島の由来は文政（1818〜1830）の年代になっていることです。
そして、由来には、村人達をも恐れず荒らしまわった。取り合わずにいると、浮島にも渡って無心を始めた。
樽見において二夜三日に及ぶ祈祷をしたところ、神力をもって鎮まった。とあります。
ナポレオンがエジプトに侵攻したのは1798年のことです。
以後、この日本に多くの外国船が押し寄せるようになります。
頭島にて樽見漁港を眺める。
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頭島の橋から浮島の東側を見たものです。
龍の頭（鼻先）に見えます。
以上、平成12年に浮島に渡った時の写真です。
また機会があれば渡ろうと思っています。
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