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万葉歌・小倉の道
万葉集 巻第八 1511番歌
万葉集 巻第九 1664番歌
1511 暮去者 小倉乃山尓 鳴鹿者 今夜波不鳴 寐宿家良思母
1664 暮去者 小椋山尓 臥鹿之 今夜者不鳴 寐家良霜
旧大和町・小倉にて、1980年代に撮影。今は木が茂って見えません。
下図のAの所です。
小倉山と言えば、冒頭に載せた万葉歌の「夕されば 小倉の山に 鳴く鹿は」と詠まれた歌です。
その歌が詠まれた場所は石城山の北側ふもとに位置する小倉という所です。 上図のAの所。
小倉山の中腹には光照寺があります。光照寺の東隣りには専修院という寺がありまして、
山を縦走する形で行き来することができます。上図の赤ラインの道がその道です。
その行き来する道中で「夕されば 小倉の山に」という歌が生まれたのです。
その道は今でも残っていますから、実際に通ってみましょう。
万葉・小倉の道を走る
撮影 ・ 2011年 12月
石城山の北側ふもとに位置する小倉地区です。
小倉のバス停の所を北へ登って行きます。
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細い道を登って行くと、小倉山・光照寺があります。
寺の前を通ってさらに登って行きます。
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こんな山道になります。
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こんな所もあります。
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登って行くと T字路になります。
万葉歌関係はここを右へ進みます。
なお、ここを左へ行くと束荷という所に出ます。
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冒頭に載せた写真の場所です。今は木が茂って展望は効きません。
昔の記憶を基にして、およその位置を計測してみました。
N 34度00分16.0
E 132度01分47.6
位置精度 +- 6m
目視方位 約 220度方向
小倉の万葉歌はここを行き来するなかで詠まれたのです。
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さらに進んで行くと、道は軽四がギリギリか?というぐらいの細い道になります
ここからは、かなり荒れています。
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この30年で竹やぶになってしまいました。折れ竹をかき分けながら進みます。
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かなり荒れた竹やぶを通り抜けると、道は舗装路になり、専修院はすぐです。
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無事に専修院へ着きました。
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小倉の風景
(撮影・2007年1月)
小倉から西を見た風景
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小倉から東南を見た風景
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小倉から東を見た風景。
小倉と伊賀は向かい合う形です。
画面の中央遠方に佐田が位置しています。
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