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出雲に到達する方位線を持つ社寺
中田八幡宮
山口県岩国市周東町田尻
撮影 2013年3月
中田八幡宮には東参道と西参道とがありまして、
こちらは東側の参道入り口です。
東側参道から東の方向を見た風景です。
主要な山々があります。
東側参道に建つ鳥居です。
今は大規模農道から車で参詣できるので半ば廃れた感じのある参道です。
本来はこれが本参道だったと思われます。
こちらは西側の参道入り口です。
西側の参道から見える風景です。
真下に見えている川沿いの道が本来の道。
西側の鳥居とお旅所です。
この中田八幡宮は古記録に記載が無く、合祀創建ということになっています。
玖珂郡志という享和時代(1801〜1804)の記録には長尾八幡宮の名で記してあります。
この西側の鳥居には宝暦(1751〜1764)年号が刻んであり、長尾八幡宮の文字が見えます。
しかし、長尾八幡宮は周防大島にあります。
上写真の鳥居を見ますと、右側の柱に長尾八幡宮の名が刻んであります。
通常、鳥居の柱に刻んである名は鳥居を寄進(贈呈)した人の名です。
神社名は鳥居の真ん中に掲げるのが正式なやりかたです。
この田尻には長尾という地名もあるので神社名の断定はできませんが、神社名はともかく、
方位を分析しますと古来より存在していた神社であるということは断定できます。
岩国藩の古記録は隠ぺい工作が多く、記録よりも現地の事実を見たほうが良い結果が出ます。
向かって右側の柱に刻んである長尾八幡宮の文字。
ワラの影になって見え難いのですが、長尾とあります。
向かって左側の柱には宝暦三年と刻んであります。
この橋は下の県道を通すために平成18年に造られたもので、本来は地続きでした。
中田八幡宮の方位線分析
北緯 34度01分32.1秒
東経 132度03分38.8秒
精度 +− 4m
拝礼殿方位 22度
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