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綿花・試験栽培・2017年・畑作り


西日本の各地に散在している神籠石遺跡を古代の綿花農園跡であると位置付け、

それを立証するためにこのページを開設しています。ひいては無農薬綿花栽培の

お役に立てれば光栄です。





石城山・神籠石の上部の傾斜。

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神籠石・列石上部の加工は数種類あり、私が把握している限りで四種類あります。

それらの加工から、石の上に設置してあったであろう柵を図にしてみました。




Aの石は主に石城山の加工です。図のような丸太加工がしてあればずれませんが、石の上に載せただけだとずれてしまう欠点があります。

また、丸太の加工も大変です。その欠点を補ったのが B の石加工方法です。 B は石城山以外の福岡県の遺跡全域で見られます。

C は雷山や鬼ノ城及び高良山などで見られます。これもずれてしまう欠点があります。その欠点を補ったのが D の加工方法です。

D は高良山で見られます。こうして見ると、改良されていく過程がよくわかります。改良過程にあった遺跡は加工方法が混在しています。

雷山は上図の全てが揃っており、改良過程にあった代表的な遺跡です。また、A の加工しかない石城山神籠石は欠点だらけです。

欠点が多いということは神籠石の初期的段階を意味しており、石城山から雷山へ伝播し、雷山で様々な改良試験が行なわれたのでしょう。





どこの神籠石遺跡も今の遊歩道がある位置に柱穴が検出されています。

その柱は柵の突っ張りの役目をしていたと推察できます。

図-2 は石城山の柵を推測してみました。こんな綺麗な柵だったかどうかは不明です。

古事記の歌には柴垣とありまして、そうすると図のような板張りではなく、

樹木の枝などを束ねて柱にくくり付けて柵にしていた可能性があります。

高さも、イノシシなどの害獣よけですから、1m少々ぐらいだろうと思います。

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石の加工が平坦なので、柵は直立していたと推察してみました。

しかし、引っ掛け加工がしてある石もあることを思うと、

縦割り丸太を寝せて、柵は反り返りだったかもしれません(下図)。








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畑作り開始。

経過日数は写真に打ってあります。




畑のサイズは、風よけのビニール波板のサイズと合わせています。






表土除去をしないと、すぐに雑草だらけになります。

さらに、表土には越冬している害虫が多く潜っています。

スコップの深さ(約30p)ぐらいの表土を除去していきます。






休耕田の土には雑草の根がびっしり詰まっています。






人力は手間がかかります。

約 30センチぐらいの深さで表土を除去していきます。






ようやくここまで、あと少しです。






表土除去、やっと済みました。






畦用のビニール波板を廻らせました。モグラ対策です。






綿花栽培に適した土は真砂土(山砂)が良いことは先述したとおりです。

砂利屋で真砂土(山砂)購入。

2トンダンプ一杯で数千円。 4トンダンプ一杯で 1万数千円。






砂の厚さ、約 30〜40センチぐらいで敷き詰めました。

一輪車で運んだので、砂を入れるだけでも日数がかかりました。





畑作り完了しました。





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